オーディオのブラインドテストがタブー視される理由【価値観の違い】

2021年7月23日

書いた人:TATSUO IYAMA

TATSUO Microsoft、KDDIのサポセン(表彰歴)、Androidアプリの開発などIT歴20年。猛毒親育ち。歌手はいだしょうこさんを絶賛。

ダークソウル3レベル1縛りカンスト周回クリア
Fall Guys メインショーソロ5連勝達成

ブラインドテスト

ブラインドテストとは

ブラインド(blind)(目が見えない)テスト。

目隠しによってメーカーや価格がわからない状態にし、先入観を無くしたうえでスピーカーのよしあしをテストすることです。

ブラインドテストはタブー視する人も多い

Googleの検索ボックスにね「オーディオ ブラインドテスト」って入力すると「タブー」っていうキーワード候補が自動で出てくるんですよ。

なんじゃこりゃ?と思いましてね。

「絶対音がちがう!」

って断言する人いるじゃないですか。

 

「いやー!30万のオーディオセット組んでさー、で、ぜんぜん音がちがうわけよ!」

「やっぱ安物には戻れないね!」

 

ネットの掲示板や知恵袋、ブログなどを見ているとこういう書き込みが散見されます。

ブラインドテストの結果【高級品と安物は聞き分けられない】

ここで疑問なんですが、

じゃあ、目隠しして安物と高級品を聞きわけられるの?(ブラインドテスト)

下記の実験によると

「半導体アンプの間では有意差は見られない」

とあります。

心理効果のページで紹介した外国のABXテスト(A、B 2つのアンプを瞬時に切り替えるダブル・ブラインドテスト 有意差の有無のみを問い、優劣は問わない)

http://www.pcavtech.com/abx/abx_pwr.htm
つながらないときは こちら、アーカイブ・サイトへ(テキストファイルのみ 画像非表示)

(中略)

これを見る限り、有意差有りと認められたアンプの組は少なくとも片方は真空管アンプである。真空管アンプは全高調波歪が人間の検知限である1%を超えるものが多いので有意差が出るものと思われる。 真空管アンプには個性があるということである。

半導体アンプの間では有意差は見られない。

出典:http://www.ne.jp/

しかし上記のような客観的、論理的結果があってもブラインドテストをタブー視する人が後を絶ちません。

というわけで

「なぜオーディオ界でブラインドテストがタブー視されているのか?」

を考察します。

楽しむためのものなんだからテストする必要がない

オーディオというものは嗜好品です。自分が気に入った製品で自分の好きな音楽を自分が求める音で再生するのが目的で商品を買うときは当然比較試聴はしますが、家で音楽を聴くのに馬鹿みたいにブラインドテストをやって何の意味があるのでしょう。

出典:Yahoo!知恵袋

「満足するために買ってるんだ!それでいいじゃないか」

ってことみたいですね。

この辺りはもう、個人個人の性格によるのかな。

「満足してんだからいいじゃん!」

っていう人と

「これ、ほんとに金と手間ひまかける必要あんの?」

っていう人。

なんでもかんでも理屈で納得したい人は

「なんでブラインドテストしないの?」

っていう疑問に至るんじゃないでしょうかねえ。

で、オーディオが好きで好きでたまらない!っていう人はもう熱狂してたくさんお金をかけたくなっちゃうのかもしれません。

30万もの大金を使ったら「変わってない」とは言えないよね

お金

オーディオ関係にウン万円、ウン十万円かけてさ

「やっぱ意味なかった!」

って言っちゃうと

「お金をドブに捨てちゃいました!」

って言ってるようなもんだからさ、そりゃあ大金をつぎ込んだオーディオのほうが音質がいい!って言うよね。

さすがに100円ショップのスピーカーと5万円のスピーカーじゃ音がちがうだろうと思います。

でもね、「じゃあ5万円のスピーカーと10万円、20万円のスピーカーの音質って違うの?」という疑問は残りますね。

価格コムというホームページを見たら、「3万と100万のオーディオで機械を隠して聴き比べさせるテストをしたら差が無かった」という投稿に対し、「厳密な二重盲検じゃないから無効」とか「テストの緊張感」とか、今まで金をドブに捨ててきたオーディオ・オタクが必死に反論していて、涙が出てきた。

出典:オバケは信じてないのに、100万のアンプは音が良いと信じているオタクは山ほどいるんですよ……

大金をかけちゃった以上

「音質が変わってない」

と思うのは怖いですよね。

宗教?「神はいます!根拠はありません!(キッパリ)」みたいな

「高級オーディオのほうが音質がいいです!根拠なんて必要ありません!タブーです!」

っていうのと

「神はいます!根拠なんて言ったらバチが当たりますよ!」

っていうのは同じなのかなあという気がします。

もうオーディオを崇拝しちゃってる感じ?

アイドルとか買い物とかに熱中しちゃう心理に似てるのかな。

オーディオに限らず「好きなものに囲まれれば幸せじゃん」っていう気持ちはだれにでもありますよね。

オーディオマニアは夢を見たい?【現実的な話はご法度】

「これはいい音だ!」

と思うのがプラシーボ効果だろうとなかろうと、とにかく満足したいのかもしれません。

たとえばディズニーランドで

「中の人が・・・」

とか言うのが禁句なのと同じで、オーディオマニアの世界で

「ブラインドテストは・・・」

というのがタブー視されているのだと思います。

オーディオマニアの世界で現実的な話は必要ないのかもしれませんね。

感情の世界だから論理はナンセンス?

オーディオの楽しみ方って、理論じゃないんでしょうね。明らかに感情の世界ですよね。

「水入らず」という言葉があるように、そこにブラインドテストという「客観性」「論理性」を持ち込むのは油に水を注ぐようなものかもしれません。

楽しむのは論理じゃない!

「理科の実験じゃねえんだから!」

たぶんそんな感じ?

【結論】ブラインドテストの話題はタブー!

オーディオはあくまでも娯楽なので好きにやればいいでしょう。

人それぞれの価値観がありますから、ブラインドテストの話はしないほうがよさそうですね。

【参考】Google検索で「オーディオマニア」と入力時の候補

Googleで「オーディオマニア」と入力すると興味深いものが見られます。

オーディオマニア

出典:Google

「異常」「オカルト」「電力会社」・・・すごい候補が出てきていますね。

「電力会社」って言うのは電力会社によって音質が違うとかなんとか。

いやあ、オーディオマニアっていうのはすごい世界だ。

くわばらくわばら・・・