
毒親育ちは生きづらい

毒親への憎しみを乗り越えるのは、つらいこと
逆境に弱い人は、自分がどんなに素晴しいか気がついていない人が多い
出典
毒親持ちの方いらっしゃいますか?
養ってもらってるくせに恩知らずな子どもだなっていうのは重々承知だけど、こころがもう限界で
つらいの6,7年放置してたらそろそろもうだめになりそう
どうしたらいいのかな
消えたい
このブログを書いている私も毒親育ちでつらい思いをしてきました。
今あなたが「苦しい」「不幸だ」というのは、親が当然の責任を果たさなかったためです。
わかって欲しい!けど、親も周りの人間も、だれも理解してくれない。
大変つらく理不尽ですよね。
子供が自分自身で病んだ心を治療していかなければならないという、常識ではありえないことをしなければなりません。
「がんばる」前に「やすむ」べき理由【3.11被災者の例】
親の愛情に恵まれた人は、しばしば理解のない言葉を投げかけます。
「がんばれ!」
「落ち込んでもしょうがない。さあやろう!」
「甘えるな!」
ストレスにストレスを重ねやっとの思いで苦しみを吐き出せば説教が始まります。世間なんてそんなものです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災者である女子中学生のエピソードがあります。
支援者(のつもりになっている人)から手紙が送られて来そうです。
手紙にはとにかく「がんばれ!」と書かれていました。
中学生は、手紙を読んだとき「頭にきた」と言っていました。
「これ以上、どう、がんばるんだ!」
被災者は耐えるだけで精一杯です。
何も生産していません。グッタリしています。泣く人もいます。トラウマが消えません。自殺した人もいます。
理解のない人から見れば、もっと頑張れるように見えるかもしれません。しかしこれ以上ないくらい消耗しています。
毒親に育てられながら、今、元気が出ない人も同じことです。
あなたはもうすでに頑張っているのです。毒親に育てられながら、「耐える」「何もしない」ことは、大変な労力なのです。
ただし5年も10年も休んでいるわけにはいきません。3年以内に決めましょう。
【医者・カウンセラー】愛情に恵まれた人からの理解は不完全
メンタルクリニックに行けば、ドクターやカウンセラーが診察してくれます。
もちろん親身になって治療してくれるやさしい人もいますが、そうでない人もたくさんいるのが現実です。
理由は利益のことしか考えていない、医学的な視点で事務的な治療しかしない、薬で症状を抑えるだけしか治療をしないなど、いろいろ考えられます。
共通していえることは、被害者の苦しみは、同じ被害を受けてみないと100%を理解することは不可能だということです。
車いすに乗っている人のことを理解するため車いすに乗ってみよう。
でも、歩けない人の気持ちは、両足を切り落としてみないと100%理解することはできません。
心の傷は外から見えないから、なおさら理解を得るのは難しいです。これが、メンタルがボロボロになってしまった人のつらいところです。

兄弟・姉妹の中でもいじめられやすい
おなじ家庭に生まれ育った兄弟・姉妹の中でも毒親にいじめられやすい子とまったくいじめられない子がいます。
毒親育ちは兄弟にすら理解されず「お前がおかしいんだ」と言われて孤立してしまうことも多いです。
毒親にいじめられやすい性格
- おとなしい
- やさしい
- 罪悪感が強い
- ひとりだけ勉強ができる(できない)
- 泣き虫
- 怖がり
- 親と性格が合わない
つまり学校や会社でもいじめられやすい性格と同じですね。
家庭内でもいじめられる、いじめられないの格差があります。
そうなると、
「わるいのは親じゃなくて自分?」
「自分は兄弟・姉妹より劣ってるの?」
と自信をなくすケースも出てきます。
でも自信を持っていいんですよ。
と前向きに考えましょう。
私は家族と17年前に絶縁しており天涯孤独の人生を歩んでいますが非常に快適です。絶縁してよかったと自信をもって言えます。
親への憎しみを乗り越えることで前向きになれる
病んだ心を癒し、前向きに生きるためには、親への憎しみを乗り越えることが大切。
なぜなら、前向きに生きるということは、親への憎しみを捨てることになるからです。
前向きに生きるということは「私の家庭にはこんなに大きな問題があったんですよ!!」と訴えたい気持ちを捨てることになります。
たいへん捨てがたい感情なのはわかりますが、捨てなければ前に進むことはできません。

憎しみを乗り越える方法【マイナスにしかならないと知る】
憎しみを乗り越えるには「憎しみはマイナスしか生み出さない」ということを理解することが必要です。
憎しみにとらわれてしまうことにより、行動力と成長力が失われます。
親に殴られたり、人格否定されたりして、対人恐怖症になってしまった。とうぜん親に原因があります。
しかしここで「親が憎い」と思ってしまうと、自分を変えるきっかけを失ってしまいます。
本来ならば、親があなたに対して自己肯定感を与える責任がありました。ですが、自分自身で自己肯定感を得ていく必要があります。
もちろん理不尽で非常識なことです。納得がいきません。行動に移せません。
しかし、自立への行動をためらっていると、メンタルが回復せず、結局は自分自身が損をすることになります。
少しずつ、出来る範囲で行動することによって、自分を助けることになります。
私たちは「親に原因がある」と「親が憎い」を区別して考える必要があります。
「親に原因がある」という考え方は、冷静で、客観的で、自立した考え方です。
「親が憎い」と思ってしまうと「自分でなんとかしよう」という気持ちが失われてしまいます。