
コールセンターの仕事はストレスが溜まるし、スキルが身につかない

「コールセンターで働いているけどやってらんない」
「コールセンター勤務に興味があるけど、実際どーなの?」
「転職をすべきなのか・・・」
結論から言うとコールセンターで覚えたスキルなんてほとんど役に立ちません。
また、日本では客>従業員という立場がまだ残っていますのでストレスが溜まります。
研修期間で辞める人やクビになる人が多い【即日退職も】
人材派遣会社に登録すると、コールセンターの求人がたくさんあります。
つまり離職率が高いということです。
研修からデビュー1か月目までに半分以下になることが珍しくありません。
1分でも長く感じるじゃないですか。
なので手続きや調べごとをするときには時間との戦いです。

相談役の先輩や上司であるSV(スーパー・バイザー)も忙しくて常にかまってられません。
自力であるていど対応できる人しか生き残れないのです。
行きたくない!コールセンターはクレーマー客が多くストレスが溜まる
「滞納している料金をそっちが回収しにこい!」
「料金を安くしろ!」
「タダで直せ!」
まだまだいるんですよねえ・・・お客様は神様だと思ってる人が。
コールセンターは常識では考えられないような、わがままな要求をしてくるクレーマーが珍しくありません。
まるで子どもをあやすように説明する必要があります。
わがままな要求をしてくる人間だけあって、クレーマーは、なかなか説明を理解しません。
コールセンターって変な客が多いんですよ。
だって説明書やWebに書いてあることが読めなかったり、契約のときに説明されたことを聞いていなかったりするやつらが平気でかけてきたりしますからね。しかも日本全国から。
はじめにお読みください
必ずお読みください
でっかく書いてある説明書を読んでないんですよ。
バカな客から電話がかかってきても基本的には自分で対応しなければなりません。
たとえ
と言われても責任者は忙しいので、かんたんには対応を代わってもらえず大変です。
たまにヘンタイからの電話も
ドラマの中の話かと思いきや実際にあるそうです。
化粧品とかエステのような女性の多い窓口は被害に遭うことが多いんだとか。
ハァハァされても困りますんでね、テキトーに切るしかありません。
って笑って済ます人もいればトラウマになる人もいます。
「成長感がない」は退職理由7位、「人間関係」は4位
コールセンター以外のすべての職種を含めた退職理由です。
出典:エンジャパン
やっぱり「成長を感じられない」「人間関係」は退職理由の上位に位置するようですね。
問い合わせ内容が単純な職場では同じことの繰り返しになってしまいます。
スーパーのレジ打ちみたいなもんですね。成長感がありません。
逆にPCのサポセンのような複雑な問い合わせがあっても意外に成長感がないんですよね。
スキルが身につかない理由は次のとおりです。
【激務】すぐに電話を切れと言われる【ノルマ】
私は以前
と思いWindowsのサポートセンターで働いていましたが、実際に働いてみると、大して知識が身につかないことがわかります。
現場の本音は「1秒でも早く電話を切れ!」
コールセンターって、すごく運営費がかかるし、顧客からの電話数もハンパないです。
顧客が電話してオペレーターにつながるまで、1時間待ちなども珍しくありませんでしたね。
だからWindowsのコールセンターで働いて
と思っても、上司から言われるのは
です。
おかげでPCの初期化方法ばかり詳しくなっていきます。
あとは
「製造元に確認してください」
「出張サポートを受けてください」
「動作保証外なのでサポートできません」
とか、そういう逃げの話術ばかり身に付きます。
コールセンターは、うまくお客さんを言いくるめて電話を切ることが重宝される職場です。
PCに詳しくなりたければシステムエンジニアやプログラマーになったほうがいいですね。
同じことの繰り返し
たとえば電話注文の受付などのコールセンターは、作業内容が毎回同じです。
また、テクニカルなサポートセンターも同じ問い合わせが多くなることがあります。
またか・・・!
パスワードの再設定方法ばかり身に付きます。
また、プログラムのアップデートにバグがあったりすると、同じ問い合わせが殺到します。
単純に飽きるんですよね。
で、時間が長く感じられるようになります。
飽きっぽい人はコールセンター勤務に向いていません。
夜勤は楽だけどヒマすぎて眠いので対策を
寝ている人が多ければとうぜん入電数も少ないわけで。
待ち時間が長ければ1時間~数時間に1本という部署もめずらしくありませんでした。
ただあまりにもヒマすぎます。
なにか資格取得の勉強でも出来ればいいですね。
オペレーターの中にはこっそり筋トレしている人もいましたw

さすがにテレビゲームとかはNGです。
眠気覚ましの用意をしておくとベター。
めんどくさい顧客対応のただの身代わりだから病む
オペレーターなんて9割以上が派遣社員です。
研修では「会社の顔」なんて言われますけど実際は「身代わり」。
受電なんて経営者がやりたくない、めんどくさい客の対応の身代わりなんです。
派遣社員は第一線でパンクしそうなほど混雑している電話を取って、キチガイ客の相手をします。
やれ「急げ」だの「応対品質高めろ」だと言われてヒイヒイ言いながら受電するのです。
いっぽう正社員はと言うと、ほぼ電話に出ません。急かされることもなくキチガイの相手をさせられることもありません。

私たちが学生のとき、先生は何かにつけて
と言ってましたけどあんなもんウソです。ただの理想論なのです。