
毒親育ちあるある【家族の作文、帰省しない、結婚したくない】ほか
「ほかの家の毒親って私と同じなんだろうか?」
「つらい気持ちを共有したい」
「つらいのは自分だけじゃないと思えば勇気が出てくる」
毒親育ちにとって「これわかる~!」という場面があるでしょう。
- 1. 家族の作文を書きたくない【ウソを書くしかない】
- 2. ひとり暮らしが大好き
- 3. すべての親が子を愛しているという幻想
- 4. 毒親育ちの苦しみを周囲に理解してもらえない
- 5. 里帰り(帰省)しない
- 6. 人にやさしくされるとソワソワして落ち着かない
- 7. 他人の顔色をうかがってビクビクしてしまう
- 8. 「独身の方が気楽」結婚したくない
- 9. 親の愛情に恵まれた人がうらやましい
- 10. 結婚の顔合わせに困る。結婚後の報告をしない。式に呼ばない
- 11. 親に否定され、応援されたことがない
- 12. 子どもの頃の写真を見たくない
- 13. 毒親の葬式・法事には出ない
- 14. 親のことを話題にしたくない
- 15. ゲーム禁止だった
- 16. 人間不信
- 17. 友達がいない。引きこもり。不登校
- 18. 毒親が物を勝手に捨てる
- 19. 親にカネをせびられる
- 20. 祖母・祖父も毒親
- 21. 他人に頼れない。甘えられない
家族の作文を書きたくない【ウソを書くしかない】
これは毒親育ちのほぼ全員が苦労した点でしょう。
世の中は愛情に満ちた家庭で育った人たちが中心となって回っています。
学校の課題で出される家族の作文は、
「家族ってなんてすばらしいんでしょう!」
「おとうさん、おかあさん、大好き!」
「家族といると安心する!」
といったことが前提です。
逆に正直に
「おとうさん、嫌い」
「いじめられている」
「家にいると不安」
などと書こうものなら、「ありえない!」ものとして対応され、書き直しをさせられます。
仕方なく作文を捏造することになるんですよね。
大嫌いなものを「好き!」と書かされるつらさは、経験した人にしかわかりません。
毒親育ちの人たちは理不尽な経験を通じて、少しずつ人格が破綻していくのでしょう。
今、家出や、ドラッグ、援助交際などをしている子どもは、このようなつらい経験があったはずです。

ひとり暮らしが大好き
毒親から過干渉に育てられたりプライバシーを侵害されて育つと、ひとり暮らしの快適さにおどろきます。
「だれもジャマする人はいない♪」
「だれにも気をつかわなくていい♪」
「好きなことができる!」
毒親育ちがひとり暮らしを始めると自由のステキさを実感できます。
すべての親が子を愛しているという幻想
あるテレビ番組でのお話です。
家出少女が警察官に保護されていました。
警察官は少女に対して「お母さんも、お父さんも、心配しているよ。」と言っていました。
「安否は大丈夫かしら。」「私の育て方に間違いがあったのかしら。」というたぐいの心配するような親が家で待っているなら、とっくに帰宅しています。
残念ながら世の中には、
「老後のため」
「親に言われて」
「世間体のため」
といった動機で結婚する親が少なくありません。子どもの心配より親の心配が優先なのです。
毒親育ちの苦しみを周囲に理解してもらえない
「親だって育てるのに苦労したんだよ」
「子どもを愛していない親なんていない!」
愛情に恵まれた人にとって毒親はドラマの中だけの存在のようです。
日々毒親に耐え、やっとの思いで苦しみを吐き出したら
と言われるケースも多いです。
そのため毒親育ちは孤独感と絶望感に襲われることになります。
【理解されない】毒親育ちのアダルトチルドレンのつらさを代弁【挫折】
里帰り(帰省)しない
「盆暮れ正月」と言いますが、毒親と一緒にいるとストレスの溜まるアダルトチルドレンは、帰省しないことが多いですよね。
同級生や会社の同僚、上司に「実家に帰ってる?」と聞かれて「帰ってない」というのが気まずかったりします。
また、「なんで帰らないの?仲悪いの?」という話に発展しないかヒヤヒヤします。
「ああ、自分の家庭は、ほかの人たちと違うんだ」という気持ちになり、つらい思いをするのです。
「ほんとうなら二度と会いたくない」
「でも波風は立てたくない」
「毒親を怒らせると面倒だし・・・」
といった気持ちから帰省をめんどうに感じる毒親育ちはめずらしくありません。
「もういっそのことくたばってほしい・・・」なんて気持ちが湧いたりして。
「あーあ、なんか帰省できない適当な理由はないかなー」なんて悩みゆううつな気分になることもあるでしょう。

里帰り(帰省)しないための言いわけリスト
言いわけあるあるですね。
- 子どものクラブ活動
- 体調不良(インフルエンザ等)
- 遠いから(遠方に引っ越すのもアリ)
- 赤ちゃんが泣くから移動が大変
なんならもう正式に絶縁状をたたきつけてしまう方法もありますよ。
人にやさしくされるとソワソワして落ち着かない
毒親育ちは人にやさしくされることになれていないため、誰かに親切にされると気持ちが落ち着きません。
素直によろこぶこともできず、お礼を言う機会を逃してしまったりして、損をすることが多いです。
子どもが親に親切をするよう強要されて育ちましたので、毒親育ちは人の親切を受けることに慣れていないのです。
人間の脳は生まれてから5歳ぐらいまでの間、グングン成長します。
また、思春期は人格形成の大切な時期です。
したがって子ども時代に親にやさしくされた経験があまりないと「やさしくされないのがあたりまえ」と感じてしまう自分ができあがってしまうのです。
他人の顔色をうかがってビクビクしてしまう
衣食住の提供者である毒親の機嫌を損ねてしまえば生きていけません。
そのため毒親育ちは他人の顔色をうかがうことが身に沁みついてしまっているのです。
メンタル的にも疲れ果ててしまい、苦しみの原因でもあります。
【愛情不足】毒親育ちが八方美人になってしまう心理と意味【特徴】
「独身の方が気楽」結婚したくない
毒親育ちのアダルトチルドレンは、自分の育った家庭がつらい環境だったため、よい家庭のイメージをなかなか持つことができません。
また、毒親が連鎖してしまうのではという不安もよぎります。
人間不信になったり、人間嫌いになってしまいやすいんですよね。
「ほんとうに親戚は自分のことを受け入れてくれるか・・・」
「イザコザがあったらやだな」
「”楽しい家庭”ってなんだろう?イメージがぜんぜんわかない・・・」
「周りの顔色をうかがいすぎてしまって疲れる」
「子どもも欲しくないし・・・」
アダルトチルドレンは人間関係のトラブルが起きるとひじょうに強いストレスを感じます。
親子関係でのトラブルをフラッシュバックしてしまうんですよね。
親の顔色をうかがい続けなければ生きてこられなかったアダルトチルドレンは、大人になってからも人の顔色をうかがい続けてしまい、疲れてしまう傾向にあります。
そして自分自身のこともあまり好きじゃなかったりするので「自分にそっくりな子どもがこの世に生まれてくるなんてきもちわるい・・・」なんて思ってしまい、子育てをためらってしまうこともあります。

親の愛情に恵まれた人がうらやましい
「〇〇さんのお弁当はいつもおいしそう」
「おしゃべりが上手なあの人はきっと親の愛情に恵まれたんだろうなー」
「どうやったら恋人が作れるの?恋人がいる人がうらやましい」
自分には持っていないものを持っている人が周囲にはたくさんいます。
自分も親の愛情に恵まれた人と同じように生きたいと思っても生きられず、歯がゆい思いをすることになります。
周囲がうらやましくなってしまうのです。
結婚の顔合わせに困る。結婚後の報告をしない。式に呼ばない
義両親に説明しづらい。離婚原因になりそう
「毒親と関わりたくない」
「すでに絶縁している」
「人様に見せるのが恥ずかしい」
毒親と絶縁していれば「この人の家庭、大丈夫なの?」と心配されます。
毒親は「空気が読めない」「自慢話ばかりする」「下品なことを平気で言う」など、さまざまな恥ずかしい行動を起こすので、できれば会わせたくありません。
だからと言って自分の親を相手に見せなければよけいにあやしまれます。
毒親を義両親に会わせることで結婚が破談にならないかな・・・なんてヒヤヒヤすることも。
というレッテルを貼られそうで心配することもあります。
娘や息子の幸せに嫉妬する。普通の親にはありえない!
普通なら親は子どもの幸せを願いますが、毒親は真逆です。
結婚相手にケチをつけたり、子育ての支援をしないばかりか、ジャマをしてくるケースもめずらしくありません。
何か高い買いものをすれば「ぜいたく」子どもに習い事をさせようとすれば「まだ早い」毒親はさまざまな面で子どもに嫉妬します。
子どもが得意分野で才能を発揮させようとすれば無理やりやめさせたりすることもあるのです。
毒親が子どもに嫉妬する理由ですが「世間体のためにイヤイヤ子育てをしたから」「自分の人生がうまくいっていないから」といったことが挙げられます。
精神的に大人になっている親なら「親は不幸でも子どもだけは幸せに・・・」と願うものですが、精神が未熟な毒親は子どもの幸せや才能に嫉妬するんですよね。

妊娠の報告をしない。孫に会わせない
毒親の猛毒は、当然、孫にまで及びます。人間の何気ない言動が子どもに与える影響は大きいでしょう。
子どもが小さければなおさらです。
自分が親から受けた悪影響をそのまま孫にまで与えられてしまってはたまったものじゃありません。
「指一本触れさせたくない」
「見せたくない」
なーんて気持ちになることもめずらしくないでしょう。
過干渉な毒親ですから、子育てについても口出しをしてくるに決まっています。
毒親とは絶縁がベストです。妊娠の報告はしない。絶対に孫には会わないべきです。
親に否定され、応援されたことがない
「おまえには向いてない」
「まだまだダメだ」
「(そもそも興味ない)」
毒親育ちは親から励ましてもらった経験がありません。
何ごとにも後ろ向きになってしまい行動力がなくなってしまいます。
子どもの頃の写真を見たくない
毒親にいじめられていた時の顔なんて、かなしそうだったりおびえていたりします。
また、フラッシュバックのきっかけにもなりますよね。
つらい過去を思い出してしまう子どもの頃の写真なんて見たくありません。
毒親の葬式・法事には出ない
すでに絶縁している。絶縁はしていないが今まで仕方なく相手をしていた。
法律上は親子でも、事実上他人ということはよくあります。
毒親育ちのアダルトチルドレンは毒親の葬式に出ないことは珍しくありません。
正直めんどくさいを通り越して「どうでもいい」んですよね。
「親が死んだ」と言われるのと「近所のよく知らんオッサン・オバサン」が死んだと言われるのが同じぐらいの感覚だったりします。
「親が死んでも悲しくない」というのはある意味メリットかも知れません。
罪悪感を感じる必要はまったくありません。復讐しなかっただけましです。
親のことを話題にしたくない
親のことを話題にしてしまうとネガティヴな言葉ばかりが出てきます。
また、絶縁していることが知られたりするとマイナスイメージを持たれることも。
最悪の場合、説教が始まったりもします。

親の話題は極力避けたくなりますよね。
ゲーム禁止だった
毒親は子どもの楽しみを奪います。他人の不幸がうれしくてしようがないのです。
また、子どもの行動をむやみに制限することで支配欲を満たそうとします。
もちろん毒親は子どもの心配をしているわけではなく「子どもを支配下に置けないのがおもしろくない」とか「子どもが好きなものを禁止することで支配欲を満たす」とかいう理由でゲームを禁止してくるのです。
また、毒親が子ども時代に貧しい思いをしたから子どもの幸せが許せないというケースも。

ゲームを禁止されてしまうと友達との話題についていけませんし、大人になってから反動で、歯止めが利かなくなってしまいます。
人間不信
「親に裏切られた」
「人間はイヤな生き物だ」
幼少期に接する親がイヤな人だと人間に対して嫌悪感を抱くようになりやすく、人間不信になりがちです。
友達がいない。引きこもり。不登校
毒親育ちは人間とうまくなじめない人が多いです。
無理もありません。人生で最初に会う親のことが嫌いなわけですから、友達を作ることがうまくいかないケースもめずらしくないですよね。
また、アダルトチルドレンは「自分は普通の人間じゃない」という意識を持ちやすく疎外感を感じやすいです。
「どうすれば人と仲良くなれるか」がわからないんですよね。
また、劣等感が強く「どうせ自分なんか友だちをつくる価値がない」なんて思う子もいます。
また、両親が不仲だと不登校になりやすいです。
家の中が険悪なムードだと「自分が外出中に両親がケンカをしているかも知れない」という不安があり、なかなか外に出る気になれないからです。
毒親が物を勝手に捨てる
「大切にしていたものなのに・・・」
「お菓子のオマケ」「バッジ」「セミのぬけがら」大人目線ではくだらないように見えても、子どもにとっては大切なものです。
毒親はすべて自分の基準で物事を考えます。
また、私が買って「あげた」ものだから、自由に捨てていいと思っています。
子どもがせっかく集めた物に対してこういう無神経なことを言い、子どもの心をキズつけます。

親子関係の崩壊にもつながりますよ。
親にカネをせびられる
子どもが小さい頃はさんざん軽視していたくせに、子どもが稼ぎ出すようになるとカネをせびってくるのが毒親です。
子どもがお金を使うときはケチケチしたり恩着せがましくしたりするくせに、毒親が年老いたら
などとふざけたことを言い出します。
毒親なんかにカネをあげたり介護したりする必要はありませんよ。
親が子どもを育てるのは当たり前ですから。
恩着せがましい毒親の心理・対処法【無理に出産をする必要はない】
祖母・祖父も毒親
虐待の連鎖は3人に1人起きると言われています。
毒親の親もまた毒親ということも珍しくありません。
まあ、毒親を育てた親なわけですから、とうぜんと言えばとうぜんかも知れませんね。
祖父母の性格も毒親と似ているんですよね。
毒親育ちのアダルトチルドレンにとっては、助けを求められる親戚が減って、つらい思いをすることになります。
児童相談所も決して恵まれた環境ではありませんし、親戚も頼れないとなると逃げ道は限られてしまいます。
他人に頼れない。甘えられない
甘えることを許されずに育った毒親育ちは他人に甘えたり頼ることができません。
ひとりで悩みを抱え込んでしまったり、仕事が順調にいかず困ってしまうことも。
頼れない性格は人生において大きなハンディキャップとなります。