
【めんどくさいけど】職務質問の効果と早く終わらせる方法【対処法】

職務質問はめんどくさいですよねー。
急いでるときは困りますし「オレ、人相わるいのかな?」なんてちょっと悲しい気分になっちゃったり・・・
ですが職務質問に協力するメリットはあります。
この記事では、
「職務質問めんどくせえ」
「職務質問にどんな意味があるの?」
そういった方に向けて職務質問へ協力するメリットや対処法を書きます。
職務質問によって2万5千人の犯人が見つかっている(2017年)
警察庁が公開している犯罪統計書によると2017年に職務質問によって見つかった犯人は25,140人!
警察活動全体(取り調べや現行犯なども含めて)で見つかった犯人64,163人のうち職務質問で見つかった犯人が25,140人となりますので、割合で言えば、
職務質問のありがたみがわかります。
その辺を通り魔や空き巣がウロウロされても困りますからね。
職務質問によって発覚したのは、
殺人・強姦などの凶悪犯が14人。
暴行・傷害などの粗暴犯が135人。
窃盗犯が9,286人。
詐欺などの知能犯が337人。
賭博・わいせつなどの風俗犯が33人。
その他占有離脱物横領や公務執行妨害、住居侵入などが15,335人。
職務質問はかなり治安に貢献してくれています。
ですから市民がもっと職務質問に協力して、警察がより多くの職務質問ができる環境を提供してあげることによって検挙数が上がり、世の中全体が平和になるのです。

でも急いでるときは困るよね
「飛行機の出発時間が迫っている!」
「仕事の開始時間に間に合わない!」
こんなときはいちいち職質にかまっていられません。
ではどうすれば早く職務質問を終わらせることができるのでしょうか?
中途半端な態度がいちばん長引きますので、柔軟に対応するか、きぜんと対応するかのどちらかになります。
【とりあえず身分証を見せる】出来る範囲で協力して柔軟に対応する
警察官としても「職務質問したのに全く収穫がなかった」というわけにはいきません。
と想像して、どう対応すれば客観的に見て自分があやしく見られないかを考えます。
かたくなに拒否する人よりも、できる範囲で協力する人のほうが信じられることは容易に想像できますよね。
とりあえず歩きながらでも身分証を見せましょう。
渡してしまうとなかなか返してくれないかもしれませんので見せるだけにとどめたほうが確実です。
警察官があなたの身分証から犯罪歴を照会して前科がなければ信用度が上がるでしょう。
あとバッグやリュックを持っていたら中身をサラッと見せてしまったほうがよいですね。
どちらも歩きながらできることなのでタイムロスはありません。
とか事情を説明するとよいです。
挙動不審な点がなければ警察官も「あっこの人大丈夫だな」と思ってくれるでしょう。
違法な物を持っている人を見つけたほうが警察官にとって大きな手柄になりますから「つぎの職質行こう!」となりやすいです。
荷物が少なければ全面的に協力する
わたしは過去に2回職質を受けたことがありますが、1回目は10秒、2回目は5分で終わりました。
どちらも全面的に協力しています。
【1回目】10秒でおわり
池袋駅構内です。
オッサンに突然話しかけられ、おもむろに警察手帳を見せられました。
警察「どちらに行かれるんですか?」
私「パチンコ屋です」
警察「あ、パチンコ屋か。危ないものもってない?身分証ありますか?」
(免許証を見せる)
警察「わかりました。ではもうこれで結構ですので。」
私「そうですか。ご苦労様でーす。」
リュックやバッグを持っていなかったためか、ボディチェックもありませんでした。
ビックリするほどあっさり終わっちゃいましたね。
【2回目】5分でおわり
東武練馬駅前で深夜2時ごろの話です。
よりによってそんな深夜に真っ暗な道を、上下黒い服で歩いていたのでメチャメチャあやしかったでしょうね(笑)。
でも全面的に協力したら5分ぐらいで終わりました。
警察「仕事帰りですか?これから帰宅ですか?」(やっぱ警察官ってまず目的地聞くんですかね?)
警察「仕事何してますか?」
私「自営業です。」
こういうやりとりから矛盾点や挙動不審なところを見つけ出したりするんでしょうかね?
とりあえず免許証見せて、ひとりのおまわりさんが犯罪歴を照会しているうちに、もうひとりのおまわりさんからボディチェックを受けます。
で、所持品検査として財布の中を隅々まで確認されました。
カード名義が身分証名義と一致するか確認するみたいですね。
で、5分も経つと犯罪歴を照会していたおまわりさんがパトカーから出てきました。
警察「ではこれで結構ですので!」
こちらもアッサリ終わっちゃいました。
かえって全面的に協力したほうが早く終わるかもしれませんね。
どのように対応するかは、みなさん自身でアレンジしていただければと思います!
長引いて困りそうならきぜんと対応する
柔軟に対応した結果「解放してくれなさそう」「長引きそう」というときは、きぜんとした対応に切り替えてみましょう。
「警察手帳規則5条」により、警察官には警察手帳提示義務があります。
警察官であることを示す必要があるときは,証票・記章を提示(呈示)しなければならない
警察手帳を見せてもらったら警察官の名前を覚えます。
そして何かにつけて「〇〇さん!」と警察官の名前を呼びます。これだけでも警察官は嫌がります。
ちなみに録画をする場合、警察手帳の撮影を警察官が嫌がって提示しないときは一時的にカメラを下に向けたほうがかえって早く提示してもらえるでしょう。
警察が警察手帳の撮影を嫌がるのは「偽造防止」とのことです。
すでに警察手帳のサンプルがネット上に散見されますので、どうせ偽造しようと思えばできちゃうんでしょうけど「顔写真の部分」を使われるのが嫌なんでしょうね。
あと
と思ったら最寄りの警察署や110番にかけて警察官のフルネームや※識別章から実在する警察官なのかを確認するとよいでしょう。
※識別章の写真
録画を開始する
2009年7月22日に東京地裁で2時間以上の職務質問は違法という判例が出ています。
とでも言いながら証拠保全もかねて録画するとよいでしょう。
ちなみに公務員に肖像権はありますが、肖像権よりも証拠保全が優先されますので、警察官の顔を映すのはOKです。
警察官職務執行法を武器にする
第二条 警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。
出典:警察官職務執行法
話し方の例としては、
「警察官職務執行法第二条に書かれていますよね?」
「わたしが何か犯罪を犯していそうですか?もしくは犯罪について何か知っていそうですか?」
「それを明確にしていただかないと警察官職務執行法第二条に違反しますよ!」
といった感じで言うとよいでしょう。