
毒親育ちが八方美人になってしまう理由と対処法【条件付き愛情】

自分が自分であることに対する恐れを抱き、生きるエネルギーを失った者は、他者の期待に添うべく過剰な規範意識に苦しめられる。
自分を見いだしたものは恐れを知らない。
出典
「ついつい八方美人になってしまうのをなおしたい」
「八方美人な自分がイヤだ」
「八方美人だと人生楽しくない」
「早く克服したいなー」
八方美人になってしまうとトラブルは少ないですが同時に敵味方の区別がつかなくなります。
また、ありのままの自分を失ってしまうことにもなりますよね。
自分を押し殺して生きていてはいつまで経っても元気になることができません。
八方美人は嫌われますよ。(゚∀゚) 世間に発信できない恥ずかしいブログで、一貫性の無い戯言を垂れ流してるんですから。(゚∀゚)
出典:ツイッター
毒親育ちが八方美人になる理由
毒親は「しつけ」と「虐待」の違いを意識することなく、親の機嫌を基準に子どもを怒ります。
例えば食事中の幼稚園児の無邪気なひとことでも、親によってかなり対応に違いが出るもの。
というような子どもの何気ない発言一つとっても家庭によって親の反応がまったく異なるのです。
心に余裕のある親は
と聞きます。
きちんとしつけも忘れずに行います。
毒親の恐ろしいところは、怒るところです。
未成年にとって親は衣食住の提供者ですから機嫌を損なうわけにはきません。
という体験をした子どもは無口になり、常に人の顔色をうかがうようになります。

また、条件付き愛情も毒親育ちを八方美人にします。
八方美人になるデメリット
敵を作りにくいが仲間も作りにくい
という動機で八方美人になってしまうと親友がつくれなくなってしまいます。
仲のよい仲間を作るためには自分は何が好きで何が嫌いなのか、きちんと自己主張することがたいせつです。
世の中には賛成意見もあれば必ず反対意見もあります。
自己主張が出来なくなる
ふだんから八方美人でいると自己主張する力が衰え、人と戦うことができなくなってしまいます。
だれかと意見が割れたとき、不当な扱いを受けたとき、不公平だと感じたとき、自己主張できないと自分が損をすることになってしまいます。
誰かのいいなりになってしまったり、取り分が減ったり、プライドを傷つけられたりすることになりますよ。
ストレスが溜まる
ということが続くとイライラしたり自分が情けなくなりストレスが溜まります。
心と体にもよくありません。
とくに毒親育ちは完璧主義の人や自責の念が強い人、マジメな人がおおく日常生活でのストレスが人一倍おおいです。
また、ストレスを溜めるのは寿命を縮めることにもつながります。
自分の心と体の健康のためにも八方美人をやめてストレスを減らすことは大切です。
どうしても八方美人にならざるを得ないときは
相手が会社の上司や取引先だったり場合、どうしても八方美人になってしまうことはあります。
しかし、
という動機で八方美人になってしまうと心が病んでしまいます。
本心まで偽ってはいけないのです。
他人にウソをついてはいけないのと同じで自分にもウソをついてはいけません。

八方美人を克服する方法
好きなこと、嫌いなことをハッキリさせる
アダルトチルドレンは毒親に支配されて育ちましたので、自分は何が好きで、なにが嫌いなのかをしっかり自覚することで、失われた自分を取り戻すことができます。
好きなことと嫌いなことをハッキリさせることは、比較的とり組みやすい「自分探し」です。
ネガティヴな環境で育った毒親育ちはどちらかというと「嫌い」という感情のほうが強いでしょう。
ずっと「嫌い」という感情を表現できずにいませんでしたか?
まず自分は何が嫌いなのかをハッキリさせ、次に自分が好きな物事も見つけていくとよいです。
自信をつけるための「試練」としてとらえる
ありのままの自分でいるためには
という気持ちを無くす必要があります。
目的があったほうがモチベーションがあがりますので「八方美人をやめるのは自信をつけるための試練だ」と思うとよいです。
過去に八方美人になってしまい、くやしかったことを思い出す
アダルトチルドレンは
という思いから、不本意ながら八方美人になってしまうケースは多いです。
つい八方美人になってしまったくやしい経験をなんども思い出すことで、自分自身を取り戻すモチベーションに変えていきます。

一人暮らしをして、自立する
一人暮らしをすることで自立心が芽生え、人の顔色をうかがわないで済むようになります。
できれば毎日継続できる好きなことを見つけるのがベストです。

掃除、洗濯、炊事、仕事・・・すべて自分の責任で行うことで徐々に依存心が無くなっていきます。
自然と八方美人を克服できるのです。
嫌われても大したことないと実感する
実際に嫌われてみることで
と思うのが、八方美人を克服する上でもっとも効果があります。
アダルトチルドレンは幼少期から「毒親の顔色をうかがう」ことが身にしみついてしまっているもの。
ですので嫌われてもいいと思えるようになるのは、かなりの試練だと思います。
でも晴れて克服することができれば、自信を取り戻すことができますので、取り組む価値はあります。
