
【予約送信】孤独死への迷惑をかけない対処法と特殊清掃費【予防】
※グロテスクな表現はないですが、食事前などは読まないほうがよいかもしれません。
最近増えてるみたいですね、「孤独死」。
孤独死をすると部屋が汚れて特殊清掃費もかかるわ、事故物件になるわで成仏できないかもしれません。
近隣住民とか、とくにオーナーに迷惑をかけるのは申し訳ないですよね。
少しでも家を汚さないように配慮したいところです。
「孤独死しそうで不安」
「孤独死したらどうなるの?」
「孤独死にはどう対処すればいいの?」
そんなモヤモヤを解消します。
【最重要】メールの予約送信機能で死を伝える
孤独死したときは1日でも早く発見してもらうことで家への異臭や汚れなどのダメージを減らすことがたいせつです。
てっとりばやいのは2日後ぐらいにメールの予約送信をして予約日を毎日2日後に設定しなおす方法です。
で、そのうち孤独死したらとうぜん予約日の再設定ができなくて自動送信されるという仕組み。
再設定を忘れない自信があれば1日後に予約送信設定してもいいかもしれませんね。
アプリを使う方法
Android
超かんたん!Boomerang(ブーメラン)アプリ
アプリをインストールすると「Boomerang」という名称がアプリ一覧に表示されますので起動します。
するとスマホ内に設定されているGメールアカウントを自動検出して関連付けてくれますよ。
あとはこのBoomerangアプリでメールを作成し「後で送信」ボタンを押すだけ!
リスケジュールもBoomerangメニューから「2日後」「4日後」などワンタッチで選べますのでラクチンです!
iPhone
iPhoneにはSparkという予約送信ができる便利なアプリがあります。
通常通りメールを作成したらあとは日時指定するだけのカンタン操作です!
PCを使う方法
PCの場合もAndroidスマホ同様「Boomerang(ブーメラン)」がシンプルでおすすめです。
インストールするとGメールの送信画面に「Send Later」が表示され、予約送信を行うことができます。
もちろん後から送信日を変更することもできますよ。
メールの文例
タイトル:【自動送信】孤独死したかも知れません
本文:このメールは私の死後、自動送信されるように設定されています。
私に連絡をしてみて反応がなければ孤独死していると思われますので、通報をお願いします。
【通報先】
管理会社、大家、110番など
自然死は原則として事故物件にならない
安心してください。自然死なら原則、事故物件になりません。
一般的に、自殺や他殺については心理的瑕疵に該当するとされる場合が多いですが、自然死や病死等の事件性がないものについては原則として心理的瑕疵に該当しないものとして告知義務を否定する傾向にあります。但し、発見が遅れ死体が腐乱していた場合、異臭や悪臭を伴っていた場合、ニュースにより大々的に取り上げられた場合等の例外的な場合には、心理的瑕疵に該当する可能性がありますので注意が必要です。
事故物件になるとオーナーさんの負担が増えますので、なるべく早く発見してもらったり、死体の腐敗を遅らせたいところです。
死体が異臭を放ち始めるのは死後3日~1週間。冷房がなければ即日
死体が腐乱しておらず異臭を伴っていなければ事故物件あつかいにならないことがわかりました。
では人間の死体は何日ぐらいで腐乱するのでしょうか?
通常、冬場ですと火葬までそうニオイがすることもなく、腐敗もすすみませんね。
夏場は若干苦しいかな…
冬場は1週間、夏場は3日が限度でしょうか。もちろんドライアイス投入、
室内は冷房を入れての保存で。元葬儀社
出典:Yahoo!知恵袋
やっぱり夏場はすぐに腐敗するようですね。早ければ1日で。
しっかり冷房を効かせておく、ブルーシートを敷いておくなどの処置をしておきたいところです。
遺族に原状回復費用の請求はいくの?
孤独死した居住者の遺族に清掃費用を請求することは可能なのだろうか?
弁護士の竹下正己氏はこう回答している。
(中略)
相続人に対し、原状回復の費用を請求できます。しかし、死亡した賃借人に資産がなければ、相続人は相続放棄をすることになるでしょう。
(中略)
賃貸借契約の保証人がいれば、保証人は賃借人の賃料だけでなく、契約上負担する損害賠償債務なども保証していますので、相続放棄のいかんに拘わらず、保証人への請求が可能です。
やはり連帯保証人はリスキーですね。
連帯保証人でなければ相続放棄で請求回避は可能です。
貯金があれば貯金を使って原状回復費用が支払われるでしょう。
もし連帯保証人がおらず遺族に請求が行かないとしても賃貸のオーナーさんがリフォーム費用を負担するとなるとオーナーさんも商売あがったりです。
なるべく部屋を汚さない心がけは必要になります。
オーナーが孤独死の保険に加入しているケースも
孤独死の件数は年々増えてきています。
「自宅で死亡し、死後2日以上経過」を「孤立死」と定義した場合、年間で2万6821人にのぼったという。
そのため「孤独死の保険」なんていうものも出始めました。
だいたい1部屋あたり300円/月ぐらいです。
オーナーが孤独死保険に加入していれば孤独死しても保険がおります。
少し気がラクになりますね。
「そろそろ死ぬ」と思ったときにやるべきこと
なるべく死体が腐敗しないように、部屋を汚さないようにしましょう。
夏場ならクーラーをつけておく
死体の腐敗を遅らせるためにクーラーをつけておきます。
もし真夏でエアコンがない場合は・・・1日で異臭を放ちますからどうにもなりません。
じゅうたん・ビニールシートなどを敷く
とくに床は体液がしみこんでしまうとフローリングや畳の交換をしても悪臭が残ってしまうケースがあります。
費用・手間を考えれば床の張替えだけで済むか、その下の土台までリフォームしなければならないかの違いは大きいです。
厚手のじゅうたんや防水性のあるシートを敷いておきましょう。
空気清浄機をかけておく
そもそも異臭を放つ前に発見されるべきですが死んだ直後から死体は腐敗し始めますから、余裕があれば空気清浄機をつけておくとカンペキです。
パソコンのデータ消去
「マニアックなもの」
「ひとには言えない性癖」
「ヘンタイなもの」
など、とてもひとに見られたくないデータがあれば忘れずに消去しておきましょう。
特殊清掃費の相場は数万円程度
世間一般での特殊清掃の費用を見てみると15,000円(1K)~100,000円(1LDK)となります。
まあ基本的に孤独死するぐらいですから部屋はワンルームのケースが多いでしょう。
少なくとも死ぬときに特殊清掃費ぐらいは手元に残しておきたいですね。
独居老人向け「シニアライフサポート」付きの賃貸もアリ
シニアライフサポートは料金がかかるのでお金に余裕のある人向けです。
初期費用数万円と月額数千円で老人の孤独死を避けるサポートつきの賃貸も出始めています。
具体的には、次の3つがセットになっている。
(1) 入居者の毎日の安否と体調を電話で確認。その結果は家族や指定の連絡先へメールで知らせる。(2) 防犯センサーや煙センサーが異変を感知し、もしものことがあればセキュリティサービスの「セコム」が駆けつける。
(3) 入居者がペンダントタイプの「救急ボタン」を押せば、セコムが駆けつける。また、「ライフ監視センサー」で、一定時間動きを感知しなかった場合はセコムに通知される。
毎日の安否確認がありますから、確実に腐乱死体を避けられる点がよいですね。
訪問介護やデリバリーサービスを利用する
ベストなのは訪問介護サービスですよね。
あまりお金がないなら、たとえばお弁当とか手渡しするものを定期購入することで
「いつもいるはずなのにいない!」
「連絡がとれない!」
ということで異変に気づいてくれるでしょう。
あえてカーテンを少し開けておいて死体を発見されやすいようにするとベターです。
あらかじめデリバリー会社に
と言っておくといいかもしれませんね。
それこそ
なーんてジョークも交えてね。

古民家を買ってしまう
最近は空き家が増えてきていますので地方の古民家を買ってしまうのもひとつの方法です。わたしは買いました。
自分と家の残り寿命がおなじぐらいなら自分が死んだあと家を解体してもらえばスッキリします。