
毒親と絶縁して得られること、絶縁するべき理由ほか【まとめ】

隠された甘えの欲求があると、相手に対して両価的(両立しない矛盾した感情をいだく)になる。離れられないけど、一緒にいると不愉快だとか、気は楽だけど重苦しい気分になるとが、いやだけど好きだとかいった矛盾に苦しむことになる。
出典
毒親と絶縁してなんか本当に心から良かったなと、1年半過ぎて思えてきた。 毒親を否定しないでいたときは、毒親に私が否定された事を肯定してしまっていたんだと思う。
出典:ツイッター
「絶縁に多少興味があるけど、決心がつかない」
「絶縁をしたら親を怒らせそうで実行できない」
「そもそも絶縁をしたほうがいいの?」
いったん絶縁のメリットを整理してみましょう。
食欲が増えてエネルギッシュになった
絶縁する前のAさんの食事は単なる作業。なんとなく食べておしまいでした。
絶縁してからは「〇〇が食べたい!」と明確に自分の意思を持つようになりました。
いかに自分が親のあやつり人形だったかわかります。
食べる量も2倍ぐらいになり、食べ放題が好きになりました。

人生には「好循環」と「悪循環」があります。
たくさん食べるとエネルギーに満ち、行動力が増します。行動すると活力が出ます。好循環です。
ストレスに耐えたり、脳やカラダを働かせて前向きに考えるのにもエネルギーが必要ですよね。
ストレスに耐えるとストレスホルモンが分泌されビタミンが消費されます。
ビタミンが不足した状態ではうつ病になりやすいのです。
人間食べなければなにも始まりません。
悪循環を断ち切るためには積極的に食べるようにしましょう。

眠れない夜とはさよなら!快眠できるようになった
B子さんは、寝つくまでに平均3時間ぐらい、長い時で8時間ぐらいかかっていました。
とにかくストレスがすごく、その日の嫌なことを思い出したり、翌日の心配ばかりして、寝つけない日々が続いていました。
絶縁してからは寝付くまでが1時間以内です。目覚めた時も「よく寝たー!」と気分爽快です。
毒親育ちって人の顔色をうかがってしまったり、責任感が強すぎたりするんですよね。
ときには自分がわるくないのに自分を責めてしまったりして不眠症につながりやすいです。
毒親と絶縁することによって自分を責めすぎる性格を改善していくことが大切です。

「毒親が夢に出てくる・・・」悪夢を見なくなった
C子さんは、毒親と絶縁する前は、毒親にいじめられる夢をよく見ていて、夜中に目を覚ますということが何度もありました。
熟睡することが出来ず、体調を崩してしまいます。
絶縁してからは、悪夢をまったく見なくなり、ぐっすり眠ることが出来るようになりました。
日ごろから毒親と顔を合わせていればそれだけ脳に毒親の記憶が残ります。
たとえ毒親と顔を合わせていなかったとしても、どうしても意識はしてしまうでしょう。
物理的に距離をとることによって毒親を意識から外すことができるようになりますよ。
引っ越しをして毒親から逃げよう。距離を置くのが一番【一人暮らし】
健康のキホン!お腹の調子が良い
D子さんは腹痛などのおなかの不調が改善されました。
いわゆる快食・快眠・快便ですね!
お腹の調子がよくなると、精神面でもリラックスできます。

人間の精神と胃腸には密接な関係があります。
よく本番前の緊張でお腹をこわすことってありますよね。
緊張することで胃腸の調子がわるくなるのなら、逆に胃腸の調子をよくすればメンタルも調子がよくなりますよ。
IQが20も上がった
C男さんは、IQのスコアが20も上がっていました(実話)。
毒親から解放されて自由になることで、発想が柔軟に、活発になります。
「ありのままの自分でいられる」
「自由な発想ができる」
という2点はひじょうに大きいのです。
脳の回転がわるいとどうしても「めんどくさいからいいや・・・」「どうしたらいいかわからない」「あとでいいや・・・」といった思考回路になりがちで、人生において大きな不利となります。
「頭の回転がよい」というのは人生において大きなアドヴァンテージになりますよね。
日常的なお金や人間関係、病気などの問題にエネルギッシュに対応できるようになり、問題解決能力が高まりますよ。
長年の悩み「脱毛症」が治った
D男さんは、10年以上悩まされてきた抜け毛が治りました。
ストレスは髪の毛にあらわれやすいようです。
脱毛症が治ったことで安心感が得られ、前向きに生きられるようになりました。
毒親の毒は子どものメンタルだけにとどまらず、カラダに対しても悪影響を与えます。
毒親とはさっさと縁を切るにかぎります。

「絶縁解消すれば大したもんだ」という人は無視する
仮に親と絶縁解消して、あなたがうつ病になっても、精神病院に入院しても、自殺しても「絶縁解消すれば大したもんだ」と言った相手が責任をとるわけではありません。
物事の最終決定権は責任を負う本人にのみ与えられた権利です。
「秋葉原連続通り魔事件」そして犯人(加藤智大)の弟は自殺した
〈小学校時代から友人を家に呼ぶことは禁じられていた〉
〈テレビで見られるのは『ドラえもん』と『まんが日本昔ばなし』だけ〉
〈作文や読書感想文は母親が検閲して教師受けする内容を無理やり書かされた〉
〈兄は廊下の新聞紙にばらまいた食事を食べさせられていた〉
出典:週刊現代
理不尽ではありますが20歳過ぎたらもう自己責任の世界ですよ。
他人は口は出しますが助けは出しません。
自分の人生のために、決断するしかないのです。

毒親は許さなくいい【関わってはいけない】
という考えは確かに正論なのですが、じゃああなたの家のとなりにドロボウや殺人者が住んでいたら許せますか?っていう話なんですよ。
許すと言っても限度があります。
毒親を許してしまうと絶縁どころではありません。毒親を許す必要はないのです。
ただし、憎しみにとらわれてはいけませんよ。
イライラしたり生きるエネルギーを失ったり、後ろ向きになってしまったりして自分が損しますから。
人は周囲の人と似てくる【ミラー・ニューロン】
ヒトの脳には、ミラーニューロンと呼ばれる神経細胞があります。
「ミラー」という言葉にもあるように、ミラーニューロンは、他人の行動を鏡のように写し取り、他人の意図を理解したり、他人の心情を推測したりします。
そして、無意識のうちに、他人の行動・しぐさや口癖が似てくるのです。
毒親の女々しさ、怒りっぽさ、嫉妬深さ、だらしなさ、被害妄想、虚栄心、自己顕示欲などの影響を受け続けてしまうのです。
The rotten apple injures its neighbor. (腐ったリンゴは傍らのリンゴを腐らせる)
英語のことわざ
私たちが将来笑顔で生きていけるように、環境を整えることは大切です。

絶縁後は自分自身を見直すよい機会
孤独は自分自身を見直す機会を与え、心の成長につながります。
孤独なとき、
人間はまことの自分自身を感じる。
- トルストイ -
(ロシアの小説家、思想家 / 1828~1910)
出典:癒しツアー
自分の孤独の時間を
自分できっちりできないような人には、
他人を愛する資格はないと思う。
一人で生きていくことができて初めて、
人を抑圧することなく
愛せるんだと考えている。
- ピート・ハミル -
(米国のジャーナリスト、コラムニスト、小説家 / 1935~)
出典:癒しツアー
「ひとりじゃさみしい」
「楽しくない」
「不安」
「誰々がやってくれないから」
というのは子どもの発想です。
精神的に自立していないとどうしても周囲の人間に甘えてしまい、不満が多くなってきます。
絶縁することで一人でも生きていける力が身に付きます。