
毒親とは「発達障害」と「過干渉」毒親にならないためにすること
幼い頃に甘えられなかった人がその欲求を抱えて大人になり、
仕事や恋愛で自己実現を図れないまま親となったとき、
満たされなかった思いは増幅し、わが子に〈母〉を求めてしがみつく――。出典
従って、自分の気持がそのようにして近くの他人にからんでいってしまう人は、まず自らの幼児性を反省することである。それを反省しないで、親切だとが、そういうことは冷たいとか、友情だとか、愛情だとか、いろいろの言葉を使って、自分の気持が相手にからんでいくことを正当化すると、いつになっても心理的に成長することはできない。
出典
毒親って数パティーンあって、DVとか肉体虐待系と過干渉の精神虐待系が中心的なんだが精神虐待はほぼ自覚ないし基本的な言い分として「相手の為を思って」が出てくるので正面から殴りあったら負ける
出典:ツイッター
毒親の特徴でよくGoogle検索されているのが「発達障害」と「過干渉」です。
「毒親ってよく聞くけどなに?」
「発達障害の毒親へはどう接したらいい?」
「過干渉な毒親への対処法は?」
という疑問が浮かぶと思います。
多くのケースで共通して見られるのが「発達障害」「過干渉」という特徴です。Googleでもよく「毒親」とセットで検索されていますね。
発達障害、過干渉とは
発達障害は、脳が発達していない
コミュニケーションがうまくできない、落ち着きがない、学習が苦手といった点が発達障害の特徴。
原因は今のところ不明とされていますが、一つ確かなことは、脳の中でも人間が特に発達している「前頭前野」が成長していないという点です。
残念ながら治療はひじょうに難しいと言われています。
毒親と発達障害(ADHD)の関係。衝動的でわがままな言動が目立つ
過干渉とは、子どもを支配下に置くこと
過干渉の例
- 子どもの意見を聞こうとしない
- 嫌がることを無理やりやらせる
- 「あの子と遊んじゃダメ!」
- 「クレヨンしんちゃんは見ちゃダメ!」
- 習いごとや進学先などを親が勝手に決める
- 時間やお金などを親が管理する
- 子ども部屋や持ち物を無断でチェックする
- おどしをかけて子どもをコントロールしようとする
- 子どもの自立に必要なことを親が代わってやってしまう
- 子どもの個性を殺す
- 自発的な行動をすべて禁止する

過干渉とは、子どもの意見を無視して親の意見を押し付けることです。
ツイッターでは過干渉タイプの毒親についての悩みが多く見られます。
たとえば、
「部屋に入る前にノックをしない」
「習い事や恋愛、友だち関係などに必要以上に口を出す」
「子どものやることをいちいちチェックしないと気が済まない親」
過干渉な親の前では子どもの人格は完全に無視されます。

毒親の85%は子ども部屋をノックしない【プライバシーがない親】
発達障害や過干渉な親への対処法は引っ越し
元も子もないですが、引っ越しをするぐらいしか方法がありません。
部屋の前に「ノックして」と張り紙をすれば「なにかやましいことしてるの?」と言われ、
部屋にカギをかければ、カギを取り外されたり、ドアをガチャガチャ鳴らして「開けなさい!」とヒステリーを起こすことでしょう。
話し合いをして「あっそうか!」と言えるような親なら最初からなにも苦労はないのです。
すでに書いたとおり「発達障害」は治療がむずかしいんですよ。
また、過干渉タイプの毒親は子どもを支配したかったり過度の心配性だったりしますから子どもが対抗するとエスカレートする可能性が高いです。
毒親をひとことで言えば「未熟」
これまでの点を総合的に見てわかるのは「毒親は精神が未熟」ということ。
自分の世界がないから子どもに過干渉になり絡むのです。
体が大きくなっても、脳が幼稚園児のままということはありえます。
幼稚園児が子育てをすれば大変なことになるのは、かんたんに想像できるでしょう。
毒親にならないためにするべきこと
一人暮らしをして精神的に自立する
衣食住の自立はもちろんのこと、精神的な自立のためにひとり暮らしの経験は必要です。
もっとも大切なことは
と言えるようになること。
たとえ一人で暮らしていても、すぐ誰かに電話をしたり会いに行っては、精神的な自立はできません。
また「さみしくてテレビをつけっぱなしにしている」といったことも、精神的な自立にはつながりませんよ。
大切なのは
ということ。
具体的には、没頭できる趣味を見つけることです。
読書やプラモデル作り、自家栽培、ブログ運営、なんでもよいです。
一人でも人生を楽しめることにより、子どもに「過干渉」しなくとも済むようになります。
アクシデントへの想定をしておく
子どもを育てるのなら、最悪ガラスの1枚ぐらいは割れるかも知れないといったことを想定しておくべきです。
もちろん普段の育児でただでさえ大変な思いをしている中、加えて子どもがガラスを割ってしまったとなれば、親も人間ですので感情的になってしまうことはあるかも知れません。
しかしどういうことが起こりうるのか、あらかじめ考えておいた方が、より冷静に対処できます。
というのが大人の対応です。
他にも、火事、いじめ、反抗期、望まれない妊娠など、考えられることはたくさんあります。
「アクシデントが起きたとき、どのように対応するか」をあらかじめ考えておくことが大切です。
毒親は子どもの反抗期を受け入れない。反抗期がなかったケースは最悪
読書をして前頭前野を成長させる
人間が特に発達している「前頭前野」を成長させることで、人間らしさを得ることができます。
読書は前頭前野を発達させたり、視野を広げるのに効果的です。
イラスト付きの本でも効果はあると言われていますが、活字メインの本を読んだ方が効果があります。
育児書を読めば、同時に子育てについて学ぶことができ一石二鳥ですね。
心配性をやめる
親が過干渉になる理由は「支配したい」もしくは「心配性」と書きました。
「子どもがなにかわるいことをしているんじゃ」
「変な子に育っているんじゃないか」
「子ども部屋の中で倒れていないか心配」
さまざまな心配が頭をよぎるかもしれませんが、だからと言って過干渉になってしまってはいつまで経っても子どもは自立できません。
子どもが倒れていないか心配でもノックをして返事を待つことはできるはずです。
心配性を克服することで子どもへの過干渉を減らすことができます。
視野を広げて柔軟に対応をする
毒親が過干渉になる理由「支配したい」「心配性」両方に対して有効なのが視野を広げることです。
とくにニュースを見るとよいでしょう。
ツイッターなどでさまざまな価値観の人とふれあうのも有効です。
ところで2019年あたりから「若い男性が化粧をする」ようになり始めました。
化粧と言っても眉を書いたりパウダーを塗ったりするだけで、口紅を塗ったりするわけじゃないですけどね。
昭和世代の人から見れば
「男が化粧なんて」
「きもちわるい」
と感じるかもしれませんね。1983年(昭和58年)生まれのわたしは男が化粧をすると聞いて最初はビックリしました。
でもそこで
と言ってしまうと子どもに毒親と呼ばれてしまう可能性があります。
毒親かどうかは子どもが決めることです。
冷静に考えましょう。男が化粧をすることで本人が困りますか?
差別の対象になるわけでもなく、病気になるわけでもありません。
親と子供は別の人格であることをしっかり認識することがたいせつです。