たこ足配線はなぜキケン?【15Aオーバー・熱・ホコリ・火事】

2022年4月15日

たこ足配線がキケンなのはもはや常識ですが、なぜたこ足配線がキケンなのかは知らない人も多いのではないでしょうか。

たこ足配線にしない!っていうのもなかなかむずかしいです。

中には

 

「何十年もたこ足配線にしてて平気だけど?」

「じゃあなんでたこ足配線用のグッズが売られてるの?」

 

というギモンを持つ人がいるかもしれません。

たこ足配線がそんなにキケンなら法律で禁止されているはずですよね?

「でも火事は怖いし・・・」

 

やはりなにごとも理由がよくわかっていないとモヤモヤします。

というわけでたこ足配線がなぜキケンなのか?どうすればキケンじゃないのか?をまとめました。

たこ足配線がキケンな理由

ケーブルが集中しホコリが溜まりやすい

たこ足配線にすると1点にケーブルがプラグが集中するためスキマが生まれ、ホコリがたまりやすくなります。

さらに延長ケーブルで床を這わせているとさらにキケンです。

床に近ければ近いほどホコリが集まりやすいし気がつきにくいですからね。

プラグが抜けかかっていても気づきにくい

たこ足配線にしてたくさんのプラグが集中して差さっていると1つぐらい抜けかかっているプラグがあっても気づきにくくなります。

プラグが抜けかかると差込口との接点が少なくなりますよね。

接点が少なくなるのにいつも通りの電流を流そうとすると接点に負担がかかり発熱や発火の原因になり大変キケンです。

断線していても気づきにくい

コード同士が重なっているとケーブルが折れていたり中の線がむき出しになっていても気づきにくくなります。

むき出しになった線にキズが入ると線が細くなりますよね。

細くなった線にいつも通りの電流を流すとこれまた大きな負荷がかかり発熱や発火の原因になります。

また、+極と-極が接触するとショートして発火するリスクもあります。

たこ足配線をするときはなるべくスッキリさせたいものですね。

ホコリに気づきにくく、ショートしやすくなる

たこ足配線にすることで物陰が生まれ、ホコリに気づきにくくなります。

また、油断すると足元のたこ足配線をじっくり見る機会はないため、ホコリに気づきにくくなりますよ。

コンセントの差込口とプラグの間にホコリがたまり、さらに湿気が加わるとショートして発熱する「トラッキング」が起きます。

たこ足配線にしなくてもトラッキングが起きるぐらいですから、よりホコリや湿気のたまりやすいたこ足配線はもっとキケンですね。

火花が散るどころのさわぎではありません。火事になりますね。

こえーよ!
タマ
タマ

差し込み口が増える分、ホコリが溜まったときのリスクが増える

たこ足配線

すごく単純な話なんですが、上の画像のケースでは差込口が4か所ですよね。

でもたこ足配線用タップを差している分、プラグの接点が+1されます。

とうぜんプラグの接点が多ければ多いほどホコリが溜まったときの発火リスクは大きくなります。

上の画像の例で言えば4つの機器が使えるのに対してプラグの接点は5か所ですから発火リスクは5/4=1.25倍となります。

1つのコンセントボックスの消費電力が1,500Wを超えるおそれがある

 

「差込口1か所で1,500W?」

「コンセントボックス全体で1,500W?」

 

よくギモンに思われる点ですが正解は「コンセントボックス全体で1,500W」です。

Googleで「コンセント 1500W 差し込み口」と検索すれば出てきます。

ひとつのコンセントボックスに1本の電線がつながっており、1本の電線の上限が1,500Wまでだからですね。

シロ
シロ
ちなみに1,500W近くの消費電力が必要なエアコンは単体で配線するのが一般的です。

延長コードを束ねて使うと発火する

世の中にはコイルヒーターなんていう製品もあるぐらいですから、金属をコイル状に巻くと熱が発生しやすいのです。

誘導加熱

導線交流電流を流すと、その周囲には向き及び強度が変化する磁界が発生する。発生した磁界の中に金属を置くと、電磁誘導により電流が流れる。金属には電気抵抗があるため、電力=電流2×抵抗 のジュール熱が発生し、金属は発熱する。調理などで金属を加熱したい場合に有効だが、変圧器のコアなどに誘導加熱が生じた場合は損失(ヒステリシス損)となる。効率を上げるため、磁界を発生させるための導線はコイル状にするのが一般的である。

出典:Wikipedia

逆に言うとキケンな理由がなければ安全

たこ足配線

上の画像はわが家のたこ足配線です。

たこ足配線がキケンな理由を説明していながらガッツリたこ足配線をしていますねw

延長コードは使わず壁の差込口に直接差し込んでいますから床に置くよりホコリがたまりにくく、たまってもすぐに気づけるため安全なのです。

また、電源コードが断線しても気づきやすいように分散させています。

電力消費量の合計はもちろん1,500W(15A)(100V)以下ですよ。

合計6か所も差さっていますが合計8.2A/15Aなのでへっちゃらです!

ホームゲートウェイ 3.3A
ルーター 0.9A
ONU 0.5A
PS4 2.3A
PSVR 0.2A
スマホ充電器 1A

きちんと容量計算したうえでホコリや湿気のたまりにくい場所で使えば安全だからフツーにたこ足配線用のグッズが売られているわけですね。

結論

たこ足配線は正しくやればこわくない