
毒親育ちが頼れない性格になる理由と解決策【完璧主義をやめよう】
人間は安心感がなければ甘えることはできない。見捨てられる不安がある限り人は甘えることはできない。俗にいう手のががらない子、よくお手伝いをするよい子はいつも見捨てられる不安があったのである。
出典
割と頼れない環境ばかりだったので他力を覚えられるわけがない
出典:ツイッター
「自然に他人を頼れる人がうらやましい」
「なぜ自分は人に頼れない性格なんだろう?」
「他人を頼れれば人生がラクになるのに・・・」
「どうすれば他人を頼れる性格になる?」
と思ったことはありませんか?
世の中には頼れる場所がいっぱいあって、頼れるなら頼りたいと人は思います。
毒親の悩みについて言えば児童相談所、110番、厚生労働省、友人、親戚、生活保護など、たくさんの選択肢があります。
しかし、毒親育ちは、いざ実行しようとするとためらってしまうことが多く、つらい思いをします。

幼少期から親のサポートを充分に受けて育ってきた人は
という脳の回路が作られているから、自然体で周囲にサポートを求めることができるんですよね。
と人生のモチベーションが下がってしまいそうになるのをこらえて
を考えてみましょう。
人に頼れない理由【基本的に愛情不足】
- 「甘えるんじゃない!」「そんなこともできないのか!」幼少期、親に頼ろうとすると怒られたから
- 「こんな大変なこと頼めない」毒親育ちのアダルトチルドレンは、必要以上に物事を深刻に考えてしまう
- 完璧主義で、人に頼ることは完璧ではないと感じているから
- 相手が自分のことを受け入れてくれているという自信がない
- 毒親に頼られて嫌な思いをしたことがあるから、頼ることは悪いことだと思っているから
- 幼少期にネグレクトを受けたから、人を頼れないのが当然だと思っている
一言でいえば「親の愛情不足」が原因です。

人間の脳は5歳まで急激に成長しますから、5歳までの家庭環境やトラウマの悪影響は大きいです。
じっくり取り組む必要がある【治療には時間がかかる】
頼ることが出来ない原因となった体験をしたのは、幼少期の場合が多いでしょう。
特に赤ちゃんのときのネグレクトは子どもに多大な悪影響を与えます。
また
という欲求が強いのも幼少期です。
そして、大人になってから受けたトラウマより、幼少期に受けたトラウマの方が何倍も大きいです。
脳の成長の過程で
ことを学習してしまっているため、修正には長い期間が必要になります。
また、条件付き愛情も頼れない性格になる一因です。
人に頼れるようになる方法
頼らなければ、余計に迷惑がかかる場合があると知る
人に頼れるようになった、ある人の体験談をご紹介します。
コールセンターで働いていたときです。
新人だった彼は、なかなかトラブルを解決することが出来ませんでした。
彼は先輩に頼ることをずっとためらっていました。そしていつの間にか1時間も時間が経っていたのです。
先輩から声がかかりました。
当時の彼は
という、誤解をしていました。
しかし人に頼ったほうがかえって周囲に迷惑がかからないことを学んだのです。
頼りやすい人と付き合おう
世の中には頼られて
という人と
と思う人がいます。
喜んで人を助ける人が身近にいるとあなた自身が人を頼れる性格になるでしょう。
頼りやすい人を積極的に見つけて関わるようにするとよいです。
また、優しい人が多い地域に移住するのもありですね。
出典:ソニー生命
完璧主義をやめる【なるべく小さなことから】
何事も自力だけで完璧にやろうとすると、人を頼ることができなくなってしまうもの。
日常生活のささいなところから治していきましょう。
たとえば下記のようなときに完璧主義をやめるのです。
- 「さっきのSNSの投稿、ちょっとだけ直したいけど直さなくても支障がない」
- 「ハンカチの折り目がちょっとズレてる」
- 「机の上のものが少し曲がって置かれている」
挫折やストレスを少しでも避けるために、できるだけささいなところから取り組むのがポイントです。
一つずつ完璧主義をやめていけば、確実に効果があらわれてきますよ。
もう一つのおすすめは「登山」です。
山の中には、自然がたくさんあります。
草木、土、石はバラバラに置かれていますし、形もさまざまです。まっすぐなものはありません。
山に登ることで
ということを肌で実感することができます。
親が原因で子どもが完璧主義になってしまうケースが多いです。
毒親からネガティブなメッセージを受け続け、子どもは
と思うようになり、完璧主義になります。
と自分に言い聞かせることが大切です。
「与える喜び」を知る
親からの愛情が不足している毒親育ちの発想って、
なんですよね。
しょうがなくやって「あげている」。
だから人に頼ることをためらってしまうのです。
でもね、
という世界もあるんです。
与える=喜びという感情はなかなか理解がむずかしいかも知れませんね。私は30歳をすぎてから初めてわかってきました。
自分が与える側になりましょう。他人が自分に与えることにも喜びをともなうことがわかります。
他人に頼ることへの心理的抵抗が少しずつなくなっていくのです。
たとえば道に迷っている人がいたら声をかけるとか、インターネット上の知恵袋で答えるとか、得意なテレビゲームでほかのプレイヤーを助けるなど、何でもよいです。
もし仕事を通じて社会貢献することに喜びを感じられれば最高ですね!
ただしくれぐれもおせっかいにならないように。
をよく考えながら行動するとよいでしょう。
また、ふだん人と接することがあまりない方はペットを飼ってかわいがるのもよいですね。
他人に親切にすると幸せホルモン「オキシトシン」が分泌されます。