いらない・重いソフトを見つけてWindows 10 PCを高速化
「よけいなソフトがCPUやメモリーを圧迫していてジャマ」
「たくさんソフトがありすぎて、どれをアンインストールすればいいかわからない」
「処理の重いソフトから効率よく消していきたい」
ソフトの種類ってたくさんあって、いちいち見るのが大変ですよね。
実はワンタッチでアンインストールすべきソフトが見える方法があります。
そこで今回はPCを遅くしている順にソフト名を並び替える方法と、代表的なソフト名をご紹介します。
【超重要】データのバックアップを「かならず」とりましょう!
今回の作業をする、しないにかかわらず常にデータのバックアップをカンペキに取っておくことはキホンです。
とかそういうのはカンケーありません!
安定して動作してると思っていたら急に壊れるのがPCです。
平常時こそバックアップを取っておきましょう!
トータルで数ギガバイト未満ならクラウドストレージがいちばん安全性が高くオススメです。
詳しくは下記の記事に書いてあります。
【DELLコスパよし】ASUSの故障率と価格からコスパを割り出してみた!
タスクマネージャからボトルネック(遅いところ)を探す
1.ふだん使っているソフトを起動して「いちばんPCに負荷がかかっている状態」にします。
2.Ctrl+Shift+Escを押してタスクマネージャを起動します。
3.「CPU」「メモリ」「ディスク」のうち、いちばん使用量の多いところをクリックします。(のちほど2番目、3番目に使用量が多いところもおなじように作業しましょう!)
使用量の多い順に並び代わりますね。
上から順番にソフト名を見ていきます。※サービス名のときもあります。その場合は名称が「サービス ~」です。
チェックするポイント
- ソフトをアンインストール可能か
- ソフトの設定変更で軽量化可能か
- 同じ機能をもった軽いソフトに乗り換え可能か
- (もしサービスなら)サービスの停止は可能か
ソフト名でGoogle検索しましょう!
もしセキュリティソフトがネックになっていそうならMicrosoft公式、無料で優秀な「Windows Defender」への乗り換えがおすすめ。
ソフトのアンインストール方法は「スタートボタン」を押し、ソフト名を右クリック後アンインストールを選択。
サービスの無効化・停止方法は「スタートボタン」を押し、すべてのアプリから「Windows管理ツール」→「サービス」を起動して行えます。
ボトルネックとはボトルのネック(首)のことを意味し、細いところに物が詰まる様子から「物事が遅くなる要因」という意味で使われるようになりました。
その他無効化・停止を検討すべきサービス
どのPCにもある一般的なサービスの中から停止できるものをご紹介します。
低性能PCでは逆効果のsysmain(旧SuperFetch)とWindows Search
sysmain(旧SuperFetch) | よく使うソフトをすばやく起動するために待機させるサービス。
一見べんりそうなサービスだがPCへの負担が大きく、性能が高くないPCで有効にすると逆効果のため無効を推奨。 |
Windows Search | ファイル検索をするとき、すばやく結果を得られるための「もくじ」をつくるサービス。
性能が高くないPCでは無効を推奨。 |
使わない機能を無効化・停止【プリンタ・スマートカードなど】
※あとで使いたくなったときに有効化するのを忘れないでください。
Certificate Propagation | スマートカードを使わなければ「無効」 |
Connected User Experiences and Telemetry | Windowsの使用状況(統計データ)をMicrosoftに送らないなら「無効」 |
Fax | Faxを使わなければ「無効」 |
Home Group Listener | ホームグループ機能を使っていないなら「無効」 |
Home Group Provider | |
Internet Connection Sharing (ICS) | PCをルーター代わりに使うマニアックな設定。
設定した覚えがなければ「無効」 |
Microsoft iSCSI Initiator Service | iSCSIドライブを接続していないなら「無効」 |
Portable Device Enumerator Service | ポータブルプレイヤーを使わないなら「無効」 |
Print Spooler | プリンターを使わないなら「無効」 |
Printer Extensions and Notifications |
ウィンドウの表示をパフォーマンス優先にする
ウィンドウの表示にアニメーションや影などをつけてかっこよくするための機能をパフォーマンス優先にします。
まず、スタートから設定を開きましょう。
検索窓に「パフォーマンス」と入力し「Windowsのデザインとパフォーマンスの調整」を開きます。
パフォーマンスオプションが表示されますので「パフォーマンスを優先にする」もしくは「カスタム」を選びます。
有効化をおすすめする項目は下記のとおりです。
- アイコンの代わりに縮小版を表示する
- ウィンドウの下に影を表示する
- スクリーンフォントの縁を滑らかにする
- デスクトップのアイコン名に影を付ける
- ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
- マウスポインターの下に影を表示する
- リストボックスを滑らかにスクロールする
- 半透明の「選択」ツールを表示する
フリーソフトで自動軽量化
【Comfortable PC】チェックボックスのON・OFFのみで設定!
Comfortable PCは実行したい設定にチェックをつけて実行するだけでPCを軽量化・高速化できるフリーソフトです。
おまかせ機能「Auto Analysis」もあり「ツール」→「Auto Analysisを開始」から実行できます。
診断レベルは「セキュア」が弱めの設定変更「パフォーマンス」が強めの設定変更です。
どちらにもリスクはありますが「セキュア」が比較的安全、「パフォーマンス」が比較的キケンとなります。
【Quicksys RegDefrag】自動レジストリクリーナー
Quicksys RegDefragは断片化したレジストリを最適化してくれるフリーソフトです。
Windowsには「レジストリ」と呼ばれる設定ファイルがありますが、Windowsを長く使っているとそのレジストリにゴミがたまります。
そのゴミを取り除いてくれるのが下記のソフトです。
ソフトを起動したら「レジストリのデフラグ」をクリックして「デフラグ」を実行すればあとは自動でレジストリの断片化を解消し、軽量化してくれます!
【効果あり!】Intel dynamic platform and thermal framework
Intel dynamic platform and thermal frameworkとは、CPUの消費電力を減らしてバッテリー消費を抑えるためのソフトです。
モバイルだとバッテリーが長持ちする反面、処理速度が遅くなります。
Intel dynamic platform and thermal frameworkを削除するのに向いている人は、
「バッテリーの消費が早くなってもいいから処理速度を上げたい!」
「ノートPCだけどコンセントがあるから消費電力増えてもヘーキ」
という人です。
ちなみに筆者環境ではアンインストールしたところPCが爆速になりました。
以前はスタートメニューやエクスプローラーを開くだけでも3秒~8秒ほどかかってたんですよ。
「いやあ、腐ってもPENTIUM SILVERのCPUだしなー。もっと早いはずだろー」
「ええい!かたっぱしから消せるソフトを消してまえ!」
で、見つけたのが今回のクソIntel dynamic platform and thermal framework
アンインストールした今では3秒以内で開けます!
なんて思ってましたが、原因はHDDじゃなかったようです。
いやあー・・・Intelのソフトがわるさをするとは。過信していましたね。