いらない・重いソフトを見つけてWindows 10 PCを高速化

2023年1月30日

書いた人:いやまん

ITの開発・サポート歴20年。ピアノ配信中はいだしょうこさんを絶賛。

 

よけいなソフトが多いパソコン

 

「よけいなソフトがCPUやメモリーを圧迫していてジャマ」

「たくさんソフトがありすぎて、どれをアンインストールすればいいかわからない」

「処理の重いソフトから効率よく消していきたい」

 

ソフトの種類ってたくさんあって、いちいち見るのが大変ですよね。

実はワンタッチでアンインストールすべきソフトが見える方法があります。

そこで今回はPCを遅くしている順にソフト名を並び替える方法と、代表的なソフト名をご紹介します。

【超重要】データのバックアップを「かならず」とりましょう!

バックアップ

今回の作業をする、しないにかかわらず常にデータのバックアップをカンペキに取っておくことはキホンです。

「大したソフトをアンインストールするわけじゃないからダイジョーブっしょ♪」

とかそういうのはカンケーありません!

安定して動作してると思っていたら急に壊れるのがPCです。

平常時こそバックアップを取っておきましょう!

トータルで数ギガバイト未満ならクラウドストレージがいちばん安全性が高くオススメです。

詳しくは下記の記事に書いてあります。

【DELLコスパよし】ASUSの故障率と価格からコスパを割り出してみた!

タスクマネージャからボトルネック(遅いところ)を探す

1.ふだん使っているソフトを起動して「いちばんPCに負荷がかかっている状態」にします。

2.Ctrl+Shift+Escを押してタスクマネージャを起動します。

3.「CPU」「メモリ」「ディスク」のうち、いちばん使用量の多いところをクリックします。(のちほど2番目、3番目に使用量が多いところもおなじように作業しましょう!)

タスクマネージャ

使用量の多い順に並び代わりますね。

上から順番にソフト名を見ていきます。※サービス名のときもあります。その場合は名称が「サービス ~」です。

チェックするポイント

  • ソフトをアンインストール可能か
  • ソフトの設定変更で軽量化可能か
  • 同じ機能をもった軽いソフトに乗り換え可能か
  • (もしサービスなら)サービスの停止は可能か

ソフト名でGoogle検索しましょう!

もしセキュリティソフトがネックになっていそうならMicrosoft公式、無料で優秀な「Windows Defender」への乗り換えがおすすめ。

 

ソフトのアンインストール方法は「スタートボタン」を押し、ソフト名を右クリック後アンインストールを選択。

サービスの無効化・停止方法は「スタートボタン」を押し、すべてのアプリから「Windows管理ツール」→「サービス」を起動して行えます。

シロ
シロ
再ダウンロードが可能なソフトは積極的にアンインストールしたいところです
参考
ボトルネックとはボトルのネック(首)のことを意味し、細いところに物が詰まる様子から「物事が遅くなる要因」という意味で使われるようになりました。

その他無効化・停止を検討すべきサービス

どのPCにもある一般的なサービスの中から停止できるものをご紹介します。

低性能PCでは逆効果のsysmain(旧SuperFetch)とWindows Search

考える

sysmain(旧SuperFetch) よく使うソフトをすばやく起動するために待機させるサービス。

一見べんりそうなサービスだがPCへの負担が大きく、性能が高くないPCで有効にすると逆効果のため無効を推奨。

Windows Search ファイル検索をするとき、すばやく結果を得られるための「もくじ」をつくるサービス。

性能が高くないPCでは無効を推奨。

使わない機能を無効化・停止【プリンタ・スマートカードなど】

プリンタ

※あとで使いたくなったときに有効化するのを忘れないでください。

Certificate Propagation スマートカードを使わなければ「無効」
Connected User Experiences and Telemetry Windowsの使用状況(統計データ)をMicrosoftに送らないなら「無効」
Fax Faxを使わなければ「無効」
Home Group Listener ホームグループ機能を使っていないなら「無効」
Home Group Provider
Internet Connection Sharing (ICS) PCをルーター代わりに使うマニアックな設定。

設定した覚えがなければ「無効」

Microsoft iSCSI Initiator Service iSCSIドライブを接続していないなら「無効」
Portable Device Enumerator Service ポータブルプレイヤーを使わないなら「無効」
Print Spooler プリンターを使わないなら「無効」
Printer Extensions and Notifications

ウィンドウの表示をパフォーマンス優先にする

ウィンドウの表示にアニメーションや影などをつけてかっこよくするための機能をパフォーマンス優先にします。

まず、スタートから設定を開きましょう。

Windowsの設定

検索窓に「パフォーマンス」と入力し「Windowsのデザインとパフォーマンスの調整」を開きます。

パフォーマンスオプションを開く

パフォーマンスオプションが表示されますので「パフォーマンスを優先にする」もしくは「カスタム」を選びます。

パフォーマンスオプション

有効化をおすすめする項目は下記のとおりです。

  • アイコンの代わりに縮小版を表示する
  • ウィンドウの下に影を表示する
  • スクリーンフォントの縁を滑らかにする
  • デスクトップのアイコン名に影を付ける
  • ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
  • マウスポインターの下に影を表示する
  • リストボックスを滑らかにスクロールする
  • 半透明の「選択」ツールを表示する

フリーソフトで自動軽量化

シロ
シロ
※しつこいようですがバックアップをお忘れなく!

【Comfortable PC】チェックボックスのON・OFFのみで設定!

Comfortable PCは実行したい設定にチェックをつけて実行するだけでPCを軽量化・高速化できるフリーソフトです。

おまかせ機能「Auto Analysis」もあり「ツール」→「Auto Analysisを開始」から実行できます。

Comfortable_10

診断レベルは「セキュア」が弱めの設定変更「パフォーマンス」が強めの設定変更です。

どちらにもリスクはありますが「セキュア」が比較的安全、「パフォーマンス」が比較的キケンとなります。

【Quicksys RegDefrag】自動レジストリクリーナー

Quicksys RegDefragは断片化したレジストリを最適化してくれるフリーソフトです。

Windowsには「レジストリ」と呼ばれる設定ファイルがありますが、Windowsを長く使っているとそのレジストリにゴミがたまります。

そのゴミを取り除いてくれるのが下記のソフトです。

regdefrag

ソフトを起動したら「レジストリのデフラグ」をクリックして「デフラグ」を実行すればあとは自動でレジストリの断片化を解消し、軽量化してくれます!

【効果あり!】Intel dynamic platform and thermal framework

CPU

Intel dynamic platform and thermal frameworkとは、CPUの消費電力を減らしてバッテリー消費を抑えるためのソフトです。

モバイルだとバッテリーが長持ちする反面、処理速度が遅くなります。

Intel dynamic platform and thermal frameworkを削除するのに向いている人は、

 

「バッテリーの消費が早くなってもいいから処理速度を上げたい!」

「ノートPCだけどコンセントがあるから消費電力増えてもヘーキ」

 

という人です。

ちなみに筆者環境ではアンインストールしたところPCが爆速になりました。

以前はスタートメニューやエクスプローラーを開くだけでも3秒~8秒ほどかかってたんですよ。

 

「いやあ、腐ってもPENTIUM SILVERのCPUだしなー。もっと早いはずだろー」

「ええい!かたっぱしから消せるソフトを消してまえ!」

 

で、見つけたのが今回のクソIntel dynamic platform and thermal framework

さっそくクソ呼ばわりか!
タマ
タマ

アンインストールした今では3秒以内で開けます!

「PC遅いからHDDをSSDに変えよっかなー?」

なんて思ってましたが、原因はHDDじゃなかったようです。

いやあー・・・Intelのソフトがわるさをするとは。過信していましたね。

おまえの注意不足だろ!
タマ
タマ